松本駆け足旅行

友人のベーグル屋さん訪問ついでに、駆け足で松本観光。
松本は、前にも2回ほど行ったことがあったのですが、何度行っても、良い感じの街ですね。
城下町としての歴史と文化が感じられて、それでいてとてもお洒落です。

松本といえば松本城

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天気もよくて、黒く凛々しい姿が、青空と北アルプスの山々によく映えます。

蔵シック館。

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蔵づくりの素敵な家ですが、普通に公民館(貸し会議室)としても使われているようです。
私が行ったときも、会議室では、化粧品会社さんの会議が行われていました。
こんな会館があったら、うちの会社の会議でも使いたい。
気分が変わって良い意見が出そうです。

ナワテ通り。

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蔵作りの街並みが美しいです。
東京でも、最近たい焼き屋さんが流行っていますが、ナワテ通りにもたい焼き屋さんが出てました。

駆け足だったので、さくっと散策をしただけなのですが、今回、一番時間をかけて見たのが、重要文化財旧開智学校です。
※時間をかけて見たため、かえって写真を撮り忘れました。
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/tiiki/sisetu/hakubutukan/marugotohaku/gakko/profile/index.html

昭和38年まで、90年間、小学校の校舎として使われていた建物を移設し、当時の教室の様子や教育・教材などの資料を展示しています。建物自体も重要文化財ともなっています。

興味深かったのは、昔から現代までの教科書の内容。

昔の教科書では、10歳の子供用の出題で、
・葡萄一籠の読み方
・出産の知らせを聞いたときの対応の仕方は?
など、大人でも悩みそうな問題が載っています。
ちょっと、難しすぎやしませんか?

「葡萄一籠」、さすがに読めますけれども、書けといわれたら「一」しか書けないかもしれません。
「出産の知らせを聞いたときの対応?」って、「おめでとう」と言う以外に何をしたら良いのか、よくわかりません。

それが、時が流れるにつれ、だんだん、教科書の内容が簡単になっていくのです。
カラーになり、イラストが加わり、キレイで読みやすくなります。

・見開き2ページに、子供たちの笑顔が描かれていて、「はい」の一言のみ
・子供と子供がすれ違う場面のイラストが描かれていて、「こんにちは」の一言のみ

など、昔のものと比べると、明らかにレベル感が・・・

昔は、教育を受けられる対象者が少なく、レベルは高かった
今は、義務教育で対象者は多くなったが、レベルは下がった

ということなのでしょうか。
もちろん、難しければよいというわけでもないですが、ちょっと考えてしまいます。