今年初のサイクリング!東京都現代美術館へ

江東区木場公園にある東京都現代美術館で1月12日まで開催の「ネオ・トロピカリア|ブラジルの創造力」展。
行きたいと思いつつ行けないまま、終了前日になってしまったのですが、今日、ようやく、行ってきました!

日ごろの運動不足を解消すべく、自転車で行ってきました。
正確にはわかりませんが、片道1時間くらいはかかったと思います。
疲れましたが、天気もよく、さわやかなサイクリングでした。


木場公園って、初めて行ったのですが、噴水やジョギングコースもあり、老若男女、地元の人が楽しんでいる感じの良い公園ですね。

以前、家を探すとき、門前仲町清澄白河あたりはちょっと考えたので、ふらふらと街歩きをしたこともあったのですが、木場周辺は初めて。大きな公園が近くて、暮らしやすそうな印象を受けました。
東京都現代美術館は広い木場公園のはじっこにあります。




看板に使われているのは、トロピカリアの指導的役割を果たしたエリオ・オイチシカの作品。写っているのは、「パランゴレ」と呼ばれるマントをまとった、若かりし日のカエターノ・ヴェローゾ(私がスペインまで追っかけ旅行に行ったミュージシャン)です。


早速美術館の中に入ると、チケット販売に長蛇の列。
終了間近だからかもしれませんが、場所は木場、テーマはブラジルという、微妙にマイナーな美術展に、こんなに人が来るなんて!とびっくりしました。
昨年が日本人ブラジル移民100周年だったこともあって、ブラジルという国が結構注目されているのですよね。

列に並んでいると、一人の見知らぬおばさんに声をかけられました。
手にはチケットを持っていて

「この展示を見るんですか? でしたら、余っているので差し上げます」
とのこと。

ありがとうございます!!
なんとラッキーなんでしょう。チケット販売の列から開放され、チケット代も浮きました!
それにしても、大勢が並んでいる列の中から、なぜか私を選んで声をかけてくださったことに感謝です。女性で一人だから、声をかけやすかったんですかね?

展示の細かい内容には触れませんが、個人的な感想としては、非常に素晴らしかったです。
音楽分野でトロピカリアの旗手とされるカエターノ・ヴェローゾが好きなので、トロピカリアの概略だけは知っていましたが、アート、建築、ファッションなどの他分野では知らないことが多く、勉強になりました。
日系人の方が意外と多く、アートな分野で活躍されているというのも、知りませんでした。個人的には、ルイ・オオタケさんの、ファヴェーラの家の壁をペイントしていくプロジェクトが、興味深かったです。
私自身は、ブラジルに居たこともあるので、ブラジルの空気も感じられてより楽しめましたが、ブラジルに関係・興味のない人が見ても、十分楽しめる、刺激的な内容だと思います。

内容が充実していたため、ふと気づいたら、閉館時間まで居てしまいました。
行きは、はりきって気分良くサイクリングで行きましたが、帰りは寒くて疲れてつらかったです。
今年は、「自転車でいけるところは自転車で行こう」が目標なので、頑張ろうと思います。