勝ち組と負け組?

今日は仕事を早く切り上げて、アドリアーナ・カルカニョットというブラジル人女性歌手の来日公演に行きました。とても素晴らしいライブでしたが、このブログはマンションブログなので、音楽の話は割愛します。

さて、こういうブラジルモノの音楽イベントに行くと、たいてい、ブラジルつながりのゆる〜い友人たちが来ていて、同窓会に近い状態になります。今日も、私は誰とも約束せずに一人で行ったのですが、会場には知り合いがたくさん。

ブラジルつながりの友人たちの特徴は、以下のような感じ。

●南国のゆるやかな生活をこよなく愛す
●いつかまた行きたいと思っているので、日本への定住意識が低い
●ブラジルに行くためには退職・転職も辞さないので、住宅ローンを抱えるつもりはない

つまり、「マンション購入」とはあまり縁のなさそうな人たちが多いのです。


そんな中にあって、女一人でマンションを購入した私は、

●日本永住を決めた変わり者
●都心にマンションを購入した「勝ち組」

などと、奇異の目で見られたり、羨ましがられたりするわけです。

今日会った一人も、世界一周旅行から帰ってきてそのまま「2万円光熱費・食事込み」というすごいゲストハウスに住みついているという、旅行が終わったのか続いているのかよくわからない生活をしています。

そんなゲストハウス暮らしの彼を「負け組」、マンション購入済の私を「勝ち組」などと分類して、話をしていました。

私自身はマンションを購入したことを全く後悔はしてないですし、確かに生活レベルはワンルーム暮らしに比べて格段にあがったと思っています。
その代わりに何を失ったかというと、一番に思うのは「フットワークの軽さ」です。

●住宅ローンがあるから働き続けなくてはいけない
●港区にマンションを買ったから、そこに住み続けなくてはいけない

いくら、売ったり貸したりすれば良いとはいっても、それはそれでいろいろと手続きが面倒なことでもありますし、やっぱり、腰は重くなりますよね。
パスポートの期限も切れっぱなしですし、明らかにフットワークは悪くなったと思います。
その分、港区という地域に興味も湧いてきて、少し、自分なりに根を下ろした感があるというのも事実です。

もっとも、マンションを購入したことで「勝ち組」とは呼ばれても、一人で買ってしまった時点で「負け犬」だったりもするわけで、結局、勝ちとか負けとか言っても仕方なく、自分が幸せであればそれでよかろう、という話に落ち着くのでした。

・勝ち組ならこんな家