住宅購入と選挙

昨日の東京都知事選は、私にとって、「東京都民になってから初めての選挙」でした。
ここは政治の話をするブログではないので、誰に投票したかとか、政策がどうだとかいう話はしたくないのですが、「マンション購入をして世帯主になってから初めての選挙」という点で、なんとなく少し感慨深かったので、そんなこんなで思ったことを書いてみたいと思います。


マンションを買う際には、

「どんな間取りの部屋か?」
「どんな不動産会社の物件か?」
「近所にスーパーがあるか?」
「駅からは徒歩何分か?」

などなど、いろいろなことを条件としてあげて、選択をしていくわけですが、私自身は、

「どんな自治体か?」

ということはほとんど気にしませんでした。
正確にいうと気にしなかったというよりは、【職住近接】を第1条件にした部屋探しだったので、その時点で、「東京都港区」「東京都中央区」くらいに絞られてしまっていて、わざわざ自治体を条件にあげる必要もなかったのです。

が、財政破綻をした夕張市の例などを見ると、やっぱり「自治体選択」という概念も大切なんだなと思います。自分がどんな自治体に地方税を払って、どんな自治体からサービスを受けることになるのか、もっとしっかり意識をするべきだったのかもしれません。


そうはいっても、一応、自分で「ここに住もう」と決めてマンションを買って住み始めた場所。自分の意思とは関係なく住んでいた横浜の実家とは、やっぱり少し意識が違います。自ら選んで、それなりに腰を落ち着けて住もうとしている自治体の長を選ぶ選挙ということで、なんとなく、背筋の伸びる思いで投票をしてしまいました。


ただ、やはり、東京はデカいです。
自分の1票は所詮ちっぽけなものだし、なかなか自分の意見を都政に反映させよう!!という志の高いところまでは、一般人では行きつきません。


ずっと住んでいた横浜を離れて、千葉の小さな町に移り住んだ高校の同級生が言っていました。


横浜は大きすぎて政治に参加しようなんて思いもしなかったけれど
今住んでいる町なら、自分も意見を言ってみようかとか
自分でも何か役に立てるのではないかと思ったりする


たしかにそうかもしれません。
そう思うと、都知事選もいいけれど、とりあえず、マンションの管理組合とか、町内会とか、もうちょっと小さいサイズのコミュニティを、もっと大事にしていこうかな、という気持ちにもなってきました。

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