住む自治体を選ぶという考え方

最近、日経新聞で「イエコノミー」というニッポンの家計をいろんな切り口から分析する特集を組んでいます。
先日の記事では、「税金を納める先である自治体を選んで、引越しをする」という人の事例が紹介されていました。

もともと千葉県の浦安市に住んでいたが、奥さんの妊娠が分かった際に、より保育制度が充実している東京都江戸川区に引越し。その後、子どもの小学校入学に合わせて、小中一貫教育を導入した品川区に引越し・・・
こんな具合で、自治体のより良いサービスを求めて、ライフステージに合わせて引越しをしている、とのことでした。

こういう身軽な引越しの仕方は、賃貸だからこそ出来る技、ですよね。

私自身は、マンションを探す際に、「こういうエリアに住んでこんな暮らしがしたい」という具体的なイメージは持っていたけれど、「○○サービスが充実しているから、○○区に住みたい」というところまでは、全くもって考えなかったです。

確かに、それなりの金額の税金を支払っている訳ですから、いいサービスは受けたいですよね。私のような一人身の場合は、逆に、あまりに教育制度が充実していてそこにばかり税金が使われていると、それはそれで、ちょっと損した気分にもなってしまうかも。

記事の中でもう1つ例としてあげられていたのは、財政破綻をした北海道の夕張市。やはり、財政破綻をした自治体だと、水道代や税金があがってしまったり、行政サービスの質が低下したりするのだそうです。夕張市では、3割の人が、他の行政区への転居を希望しているとのこと。

なるほど、確かにこう考えると、「自治体サービスを選ぶ」「税金の納め先を選ぶ」という視点も大切なのかもしれません。
すでに港区にマンションを購入してしまった私としては、ひとまずは、港区さんにしかっりやってもらうしかないのですが・・・