住宅ローンを考える(その2)

先日、ひょんなことから、モーゲージプローカー養成講座というのをやっている皆さんにお会いする機会がありました。

モーゲージブローカーというのは、住宅ローンの利用者と金融機関を仲介する業者のことで、アメリカでは住宅購入者の60%が利用するほど一般的なのだそうです。
日本では、日本資産証券化センターというところが普及に取り組んでいるとのこと。

確かに、住宅金融公庫の本格的な廃止に向けて、各金融機関がいろいろな商品を出し始め、素人が自分で住宅ローンを選ぶのは難しくなってきました。

かといって、不動産会社の人が頼りになるかというと、正直、そうでもないかな、と。
これまで、何度もモデルルーム販売員さんや不動産仲介業者さんに、資金計画を出してもらいましたが、どの人も、自分の会社が提携している銀行の、当初金利が安いもので適当に出してくるだけ。
それほど住宅ローンの知識があるとも思えないし、よりお得な住宅ローン商品を紹介しようという気持ちがあるとも思えません。

ま、不動産会社の人からしてみれば、極端な話、物件を買ってもらえさえすれば、あとは住宅ローンの返済で苦しもうが関係ないですからね。彼らに、住宅ローンのコンサルティング機能まで求めるのは無理なお話です。

そんなときに頼りになるのが、モーゲージブローカー!
ということなのだと思います。たぶん。
実際、金利が1%違えば、返済総額は数百万円変わってきたりするわけですから、どのローンを選ぶかは、大事ですよね。

おそらく、幾ばくかのお金(=コンサルティング料)を払うことになるのだと思うのですが、それ以上に得をさせてもらえるのであれば、お支払いすることに全く抵抗はありません。
世の中のすべての住宅ローン商品を自分で調べて、最適なものを見つけられるほど、時間も無いし、数字に強くもないし。

ただそれでも、せっかくモーゲージブローカーに頼んだのに、最終的に、自分が当初思っていたのと同じ選択だった・・・となってしまったら、ちょっと残念ですね。

「私は、●●銀行のフラット35で借りようと思っています」

と相談したら、

「いや、▲▲銀行の××方が優遇金利が受けられて、手数料も安いから、○○万円お得ですよ!」

と、もともと選ぼうと思っていた商品よりも、明確にお得な商品を紹介してくれるのであれば、非常にありがたいです!
あー、でも、金利が将来どうなるかは誰も分からないわけですから、総返済額で実際にどのくらい得したか?というのは、最後の1円を返すまで、分からないのかしら。

先日お会いした皆さんは、これからモーゲージブローカーになっていこうとされている方々だったので、私がマンション購入を真剣に考えていることをお話すると、

じゃあ、奈良さんがお客さん第1号に!!

なんてことになってしまいました。
なんだかよくわかりませんが、第1号なんて、楽しそう。

なかなか運命の物件に出会えないので、住宅ローンも組みたくても組めない状態なのですが、ビビっとくる物件にめぐり合えたアカツキには、またご相談したいと思っています。