耐震強度偽造の問題、許せません!

ここ数日ニュースで報道されている、千葉県の姉歯建築設計事務所耐震強度偽造問題。まさに今、マンション探しをしている者として、非常にショックでした。

通常、マンションの建築許可が下りる前に、国土交通省が指定するプログラムを利用して、鉄筋の本数や太さを指定し、耐震構造として適正か不適正かをチェックした上で、「構造計算書」というのを出すそうなのですが、
今回の事件では、この構造計算の過程で不正に数字を操作して偽りの計算書を提出し、そのまま建築をしていたとのこと。

中には、本来の基準の3割程度しか耐震構造が施されていない建物もあるというではないですか!

首都圏がいつ大地震に見舞われてもおかしくないといわれている中、家を探す側としては、少しでも安全な家に住みたいと思って、

「やっぱり地盤のしっかりしたところに住もう!」
と考えたり
阪神淡路大震災よりも後のマンションの方がいいってほんとかしら?」
と悩んでみたりしているのに、

こんな建築確認時点での、根本的なところで偽造をされているなんて。

不動産なんて、私のような一般庶民にとっては、一生に何度も買えるものではありません。
今の私が、新築にすべきか中古にすべきか?、港区がいいか中央区がいいか?、うじうじぐちぐちと悩んでいるのと同様に、誰だって悩みながら、大きな買い物の決断をしているはずです。
それを、業界が裏切るようなことをしては、絶対にいけないですよね。

ただでさえ、不動産業界って、扱うモノが高額だし、なんとなくイメージとして胡散臭いような雰囲気もあって、一般庶民としては、「騙されないようにしなくっちゃ」と身構えてしまうところがあります。
こういう事件が続くと、私みたいな人の、マンション購入へのハードルがちょっと高くなってしまうんじゃないかなー。

もっと安心して家選びのできる世の中になることを願います。