契約当日

いよいよ、契約の当日がやってきました。
契約の場所は、新宿。
売主さん側の代理店が新宿にあったので、そちらでやることになりました。
私は麻布十番だし、売主さんも白金高輪だし、私側の代理店(麻布十番)でやってくれた方が近いのに、なぜ、新宿なのかはよくわかりませんでした。
やはり、不動産売買契約は、なんとなく、売主ペースで進む印象を受けました。

現地に到着して、部屋に入ると、すでに売主さんは席に座ってお待ちになっていました。
簡単に挨拶をして、いざ、契約の開始。

売主さん側の代理店の方が、

・売買契約書
・重要事項説明書


を1つずつ読み上げていきます。
難しい言葉が並びますが、これから自分がしようとしている大きな買い物のための大事な説明だと思い、眠気をこらえて、一生懸命聞いていました。

仕事上で、契約書を作成したり確認したりすることもあるので、分からないなりにも、なんとなーく、ポイントになるところ、確認しておくべきところは分かる気がします。
すべてについて書いていると長くなってしまうので、気になった点2つだけを取り上げます。

●契約の解除

買主である私は、売主さんに手付金を支払い、売買契約を取り交わします。
ここでの契約は、もう絶対に取り消せない、というわけではなく
「手付け解除期日」というのが設定されており、この期日までであれば、手付金を放棄すれば、契約を解除することができます。

「もしも気が変わってしまったら・・・」この手付金を諦めて、契約解除をすれば良いのです。もっとも、結構な金額を手付金で払っていますので、よっぽどのことがない限り、解除することはないですが・・・

瑕疵担保責任

建物、設備に不備がないかどうかという点について、売主さんが、買主である私に対して負う責任のことです。
瑕疵担保責任には、期限が設けられています。何か不具合があったときに、その期日までにきちんと訴えれば、売主さん側の負担で、修正等を行ってもらえます。
逆に、期日を過ぎてしまうと、元々壊れていたものであっても、こちらが負担して修理しなくてはなりません。

今回の契約では、建物関係(雨漏り、シロアリ、給配水管)の期限が、引渡し後3ヶ月
その他の設備(給湯、空調、水廻りなど)の期限が7日間
と定められていました。

建物関係の3ヶ月はいいとして、設備の7日間はちょっと短いな〜というのが、正直な感想でした。引渡し後、リフォームをするかもしれないことを考えると、すぐに入居するとは限りません。
細かい部分をチェックできないうちに、この期日が来てしまって、何か故障があってもすべてこちらの負担となってしまうのは、ちょっと腑に落ちないです。

といっても、仕方のないことではあるので、引渡し後に、ひととおり、設備チェックをするしかないですね。


そんなこんなで、ひととおりの説明を聞き終えたら、いよいよ【契約書に判を押す】タイミングです。

一生に一度の大きな買い物の契約ですから、もっと、ドキドキして手を震わせながら判を押すことになるのかと思ったのですが、意外とあっさりやってしまいました。
契約書そのもの以外にも、いろいろと判を押さないといけないものが多かったので、流れ作業みたいな感じになってしまったからかしら。


朝10時から始めて、ひととおりの契約処理が終わった頃には、お昼をまわっていました。
いつもと少し違う頭を使ったので、どっと疲れが・・・

秋頃からマンションを探し始めて早半年、ようやく、私のマンション探しにも終わりが見えてきたな〜という感じです。
もちろん、まだ、ローンとか引越しとかリフォームとか、乗り越えないといけないことが山ほどあるのですが・・・