今、地震が来たらどうする?

そう思って、ワンルームの部屋をあらためて見回してみると、隠れるテーブルも無いほどの狭さ。実家から持ってきた、折りたたみ式の安い小さい机があるだけで、小学生の頃に教わった、
地震が来たら、机の下に隠れなさい!」
を実践する場所が無いのです。
一体、この部屋の中でどこに身を潜めたら一番安全なのだろうか?ひょっとして、トイレとか?

実際は、平日は朝から晩まで会社、土日も結構会社、なので、家には寝に帰るようなもので、「どこで地震に遭う確率が高いか?」というと、会社の方かもしれません。
しかし、その会社が、これまたとても揺れるのです!
最近、なんとなく感じることなのですが、地震って、土曜日に起こることが多いと思いませんか?

新潟中越地震も土曜日、昨年秋頃にあった、都内の地震も土曜日でした。
土曜日は、会社はお休みなのですが、仕事が溜まっていて、なんだかんだと出社することが多い私。平日だったら、周りにも人がたくさん居るし、なんとかなりそうな気がしますが、土曜日に一人で出社しているときに大地震が起こったらどうしよう??と考えると不安でたまらなくなります。

新潟中越地震のときは、やはり出社してました。この日は、他にも出社してる人が居たので良かったですが、うちの会社のビルはそれはそれは大きく揺れました。

ちょうど、大事な取引先と電話で話をしていたところだったのですが、
「揺れが大きくて動揺してきたので折り返します!!」
と一方的に電話を切って、アルバイトの男の子の机の下に潜った私。
地震はとても苦手なのです。
続く余震で仕事にも集中できず、エレベーターも止まってしまっていたので、結局、外の非常階段をせっせと降りて、家路についたのでした。

弊社も、地震が来てもビクともしないような、立派なビルに入れる、立派な会社になりたいものです!(といっても、ウワサによると、六本木ヒルズも相当揺れるらしいので、立派なビルだからといって、怖い思いをせずに済むわけでもなさそうですね。)

と、会社の話ばかりをしてしまいましたが、家に話を戻します。

私は今、中古マンションを探しているので、耐震構造という点では、築何年か?をすごく気にします。建築基準法の見直しのタイミングを考えると、1983年以降の物件の方が良く、さらに言えば、阪神淡路大震災よりも後に設計された物件の方が良いとのこと。
今のところ、セキュリティのことなども考えて、築5〜6年のモノで探しているので、上記の条件でいえば大丈夫なのですが、それも、構造計算偽造などの不正が行われていないことが大前提。
家に居ないことが多いとはいえ、マンションは資産ですし、しっかりつくられたものを見極めなくては、と思います。

全住人の退去が完了した藤沢の姉歯物件について、藤沢市の方から
「住人が再び住めるような状態にするためには、1世帯あたり2000万円の負担が必要」
という説明があったとニュースで見ました。

住宅ローンだって抱えていて、新居の賃貸家賃も払いながら、プラス2000万円の負担なんてあり得ないでしょう?
もうちょっと現実的なことを言って欲しい!!

とテレビを見ながら憤りを感じた私でしたが、インタビューを受けていた住民の方が案外落ち着いて受け答えしていたのが印象的でした。
いろいろあり過ぎて、怒る気力も無くなってしまうのかもしれません。

ともあれ、災害は来るべきときには来てしまう。
そればかりは仕方の無いことなので、災害に負けない家づくり、街づくりを考えねばなりませんね。